レンズを向けると、いつもダメダメをしてくる娘。
ファインダー越しの視線だと、自分は見守られているという安心感を感じられないのでしょう。
自分にも経験があるだけに、娘の気持ちがよくわかります。
そんな時は、カメラのバックモニターを上に向けて、中判カメラのように上から覗きつつ、娘の表情や動きを伺いながら撮ることにしています。
会話するわけでも、なんでもないけれど、いつも見守られているという安心感を大切にしたい。
この撮り方にすると、娘も自然な表情をみせてくれますし、子供目線の低い構図も作りやすいので娘を撮る時はこのスタイルに落ち着きました。
そして、そして、いつでもどんな時でも、どんなカメラでもお構いなしに撮らせてくれる息子。
それぞれが生まれながらに持った性質の違いに、生命の不思議を感じます。