森へ行ってきました。
ビオトープの池には氷が張っていて、子供たちは大喜び。
なるべくたくさん氷を袋に入れて持って帰りたいとのことで、2人は一生懸命。
手の届く範囲の氷をすべて集めてしまうと、
今度は土の上に腹ばいになって池に身を乗り出し、
遠くの氷をとろうとしています。
お腹も袖も靴までどろと水でびしょ濡れ。
お洗濯どうしよう!
なんてことはいっさい考えないようにして。
2人とも自然の一部になったように集中しています。
私の存在など消えてしまったかのよう。
「あっちにもっと大きい氷があるよ!」とか、
「その氷こっちに押して!」とか
2人で協力し合いながらどんどん氷を集め、
さらにびしょ濡れになっていきました。
森に響くのは、カモがシューッと着水する音と子供たちの声、
そして氷がガシャガシャあたる音だけ。
単純な遊びの中に喜びを見つけることはとても大切なことです。
どのくらいの時間が過ぎたでしょうか。
しばらくすると、
「ぼく、冷たいから着替えたい」と話しかけられました。
思う存分遊んで、満たされたのでしょう。
帰り道、繋いだ2人の手がとても冷たかったことは、
いつまでも忘れずに覚えていたい。
Hasselblad 907X